そもそもビジョン・ミッション・バリューとは何を指すのでしょうか。前述の3項目について弊社の見解や解釈を紹介します。
「ビジョン・ミッション・バリュー」は山登りと同じ
ビジョン、ミッション、バリューの関係性は山登りに似ています。
仮に山登りの集団を会社とすれば、ビジョンは雲です。山頂ではありません。目指すべきものではありますが、決して辿り着けないもの。それがビジョンです。
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ではミッションが山頂かというとそうではありません。山登りにたえとえるなら、ミッションはステップ(階段)です。山頂よりもはるか遠くにある雲(ビジョン)に向かって一歩一歩進む、そのステップこそがミッション。
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ただしその一歩(ミッション)が大きすぎるとそもそも前に進むことができない恐れもあります。達成が難しいビジョンとは反対に、簡単には達成できないが努力次第では達成の可能性があるもの、それがいわゆるミッションと呼ばれるものです。
最後のバリューは「なぜビジョンに向かうか」の心です。そもそもそのチームはなぜ山に登るのでしょうか。もし山を登る理由がなければただ単に山を登るという行動をしているだけです。中には登らされていると考える人も出てくるでしょう。
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ですから山登りをするメンバーがなぜその山を登っているか、その意味を知るか知らないかは、雲(ビジョン)を目指すのであれば非常に重要です。その山登りをただ単に登らされていると考えるか、雲(ビジョン)を目指していると考えるか。どちらの考え方がより確実に頂上に辿り着くかは明らかです。
「ビジョン・ミッション・バリュー」の意味
ビジョン・ミッション・バリューの関係性をお伝えしたところで、次は弊社が考えるそれぞれの解釈についてご説明します。
ビジョンとは?
ビジョンは、その名の通り「将来像」「未来像」。つまるところ組織が目指している(目指すべき)姿です。仮に達成までの道のりがどれほど困難であろうと、組織が一丸となって取り組み続けるべき永遠のテーマ。会社が目指す世界観とも言えます。
ミッションとは?
ミッションは、現時点での会社が達成すべき使命を指します。ビジョンが理想であればミッションは現実です。どれだけ素晴らしいビジョンを掲げることができても、ミッションに落とし込めなければビジョンの実現は夢のまた夢。会社が目指す世界観を現実のものにするためにも、ミッションの策定は欠かせません。
バリューとは?
バリューは価値基準とも呼ばれ、組織が大切にする価値観を意味します。組織全体で共有する大きな枠組みでのバリューもあれば、部署やチーム単位で共有される小さな枠組みでのバリューもあります。ミッション以上に理解しやすく、具体的なイメージを掴めるものが望ましいでしょう。
最後に
ZINEのビジョンは「価値あるものが正しく認められる世界をつくる」というものです。創業から5年、長らく「小さな声を大きく届ける」というミッションのもとオウンドメディア支援事業を続けていますが、最近は、
「がん」をわかりやすく。かんたんに
という新しいミッションを立て、新規事業に取り組んでいます。